オリンピック
2008年8月27日水曜日 朝日新聞 3面
蒋介石日記①
旧日本軍将校集め秘密組織
49年、中国大陸で敗北し、台湾に逃げ込んだ蒋介石を助けたのはかつての敵、日本だった。
蒋介石は旧日本軍将校による軍事顧問団を組織した、全員が中国名の偽名を使い、リーダーの富田直亮元少将が「白鴻亮」だったので「白団」と呼んだ。69年まで83人が台湾に渡った。秘密の組織だったが、日記には繰り返し登場する。
50年5月、白団による軍官訓練学校が発足。
「中日合作の事業を樹立したい」 (同月27日)。さらに
「敵を友となす目的を達し、(準備の)半年の苦心が多少は報われた」 (6月6日)
白団の生き残り、糸賀公一さん(97)=に会った。・・・・・・中略
「我々の仕事は第一に幹部教育。講義に総統がご出席される時もあった」。
日記にも「白鴻亮の戦争科学と哲学を6時間聞いた」 (51年10月19日)とある。
蒋介石の信頼は厚かった。 「富田と作戦方針を研究」 (49年11月24日)。
「三十余人の日本人教官とお茶で談話、楽しかった」 (52年1月3日)
「敵国」日本の軍人に疑念を抱いた米軍顧問団に対しては、「軍事雑誌の編集」などと口実を作ってまで守り通した。
根底には自分が学んだ日本式軍事教育へのこだわりがあった。旧日本軍人らも「以徳報怨(徳をもって怨みに報いる)」と呼ばれた寛大な戦後処理方針をとった蒋介石への「恩返し」を合言葉にした。(野嶋剛)
実際に殺しあって戦った当人達でも心を通じ合うことができるのだから、共にオリンピックでスポーツの祭典で感動を共有したもの同士は「お茶で談笑して、楽しく友情を築くこたができない訳がないですね!!」
| 固定リンク


最近のコメント